【いい声の語りを聴きながら、本を読むとストーリーが豊かになる、Voice & Books プロジェクト】。
クリエイティブディレクター高崎卓馬の SF 小説『グレープフルーツムーン』(小説集『はるかかけら』中央公論新社刊・収録作) を俳優・向井理の声で聴くプログラム。
『グレープフルーツムーン』
2012 年刊行の小説集『はるかかけら』(中央公論新社刊) に収録された高崎卓馬初の SF 小説。ほろ苦く、笑えて切ないSFラブコメディ。
2246 年、「上級労働者」の試験に落ちたサカキは、親友のトミーとふたり、奪った惑星探査機で幻の石・ブルーガーネットを探す旅に出る。女ばかりが地下に暮らす星ルージュ、自殺志願者たちが危険な仕事に従事する“ナナメ”の星シロドランなど、奇妙奇天烈な星を経由しつつサカキたちは旅を続けるが、トミーは途中の星で水牛女に肉体を乗っ取られてしまい…